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どんなに絶望してもちゃんと寝るし、朝になったらとりあえず起きてとりあえずごはん食べて、どうしたらいいのか調べて本読んで勉強する自分のことえらいと思ってる。

自分だけは自分の味方になるって決めたから自分で自分を理解している途中。本読んでたらグサグサ刺さることもいっぱい書いてあったけど、なんで生きづらいのかちょっとずつ理解できてきた。

 

すべてが親のせいではないと思うけどアダルトチルドレンの本を読むとなるほどって思うことがたくさんあった。

 

自分が母親からさんざん過剰に心配されてきて嫌なはずなのに、心配することが優しさだって勘違いして自分も相手にそれをしてしまってた。

小学生の頃、将来の夢の話をしたら「それじゃ食べてけないよ」って笑われた。応援してもらえないんだって白けた。「あんたにはできない」「似合わない」「無理だと思ってたよ」。自分を信じられなくなった。

普段と違うことをしていれば「何やってんの」って小馬鹿にされたように言われてきた。言われるのが嫌で、何かやっているのを人に見られるのが苦手になった。

「早く帰ってきなさい」「こんな時間から外出るの?」大人になってもずっと言われ続けた。なのに都合よく「いい人いないの?」「近くになんでも話せる友だちとかいたらいいのにねえ」。いるわけないじゃん。

「出かけてくる」って言ったら「友だち?女?」って聞かれた。「男」って言ったら余計な詮索をされるから「そう、女だよ」って嘘をついた。

自分を信じられなくて価値がない、何もないって思っているから、なかなか人と深くなかよくなれない。相手も自分のことを気に入ってくれてたらうれしいのにと思いながら、こんな私のことなんて好きなはずないとも思う。

運良くなかよくなれても、他の人ともなかよくしているのを見て「やっぱり私には何もないからその人のほうがいいよね」「きっと離れていくだろう」って思い込んで、見放されることが怖くて仕方ない。ジタバタして、結局悪い方向に行く。

 

親の嫌いな部分はあっても不仲ではないからアダルトチルドレンのことを知ろうともしてなかった。今回も、役に立つことが少しでもあればとたまたま読んだだけだった。

ずっと「自分がおかしいのかも」とか「なんで私はこんななんだろう」とか考えてた。

でも「そういうふうに育てられて、そういうふうに今まで生きてきたんだから絶対にあなたのせいじゃない。本を読んでいる時点であなたは変わろうとしているんだから、これから意識して変えていけばいい」って書いてあったのを見て、今までわからなかったことの輪郭だけはなんとなくわかった気がした。とばっちりを受けた人たちに謝りたくなった。

こんなに読むのに体力と気力を使うことがあるんだって思った。たった170ページ、読んでる途中で何度も息が詰まる感じがして深呼吸をして、読み終わったらぐったりしていた。

 

死ぬほど刷り込まれてきた思い込みと甘えを解くのにかなり時間はかかるかもしれないけど、絶対に自分のことは自分で助ける。

はーもうマジであと80年くらい生き直すつもりじゃなきゃ帳尻合わん。