Love 4 You

フィロソフィーのダンスのLove 4 You TOUR 2022仙台公演に行ってきた。

好きになってもう5年。前回ツアーで仙台に来てくれたのは3年前らしい。ひゃー!

今日も本当は、朝起きた瞬間からもうテンションが死んでて、起き上がるのもごはん食べるのも歩くのもいや…って思ってた。

いつかの日記で「こんな豚じゃ推しに会えん!!2キロ痩せる!!」と豪語していたのに結局体重は減ったり減らなかったりしたし、かわいい服を選びに行く気力もなかったし、こんなんで推しに会えないよと思って憂鬱に拍車がかかっていた。

数日前に書いた日記はおふざけでもなんでもなく、本当に生きていたくなかった。自分でも理由はわからない。なにがそう思わせてるのかぜんぜんわからずに、とにかく存在してるのがつらくなる。だからチケットはもう買ってあるのに動けなかった。

でもひさしぶりに推したちが仙台に来てくれるんだし、特におとはすとはもう会えないかもしれないと思うと、行かなかったら絶対に絶対に後悔するだろうなと思った。

気を抜いたらだらだらして間に合わなくなりそうだったから、何度かアラームをかけて準備をして、誰にも言わずに家を出た。

 

仙台について、まずこんなに人が歩いてるところに来るのがひさしぶりだなって気づいた。田舎に住んでるのもあるし、情勢を意識してなるべく外に出ないようにしてたのもあるし、たいして店もないのに外に出る理由も気力もなかった。

だから本当に変だけど人がいるだけでなんか安心してしまった。わたしのことを気にしてない人がたくさん歩いてるのがよかった。

 

会場について整番ごとに並んでいくうちにだんだん「あ、今からライブなんだ」って実感がわいてきた。周りの人からライブ楽しみオーラがひしひしと感じられて、わたしも少しずつわくわくを取り戻せたように思う。

整番はそんなよくなかったけど、もともとそんなに大きな箱でもないからたぶん中盤くらいで見ることができた。開演時間になって、いつものOPとちがう演出からはじまり、4人が出てきた瞬間、やっぱり来てよかったって思った。

コロナ禍になってからTwitterや動画では見ていたけど、実際に見る4人は本当になにもかもがパワーアップしていて、変わらないでいることすら大変なのに、ファンに会えないでいる間もいつもわたしたちのことを気にかけて努力していてくれたんだなとわかるようだった。

とにかく楽しかった。というか4人がだれよりも楽しそうで、かわいかったしかっこよかったし美しく強かった。そんな彼女たちを見て笑ったし、泣いた。フィロのスが好きでよかった、と思った。こんなにオタクに容赦なく愛をびしびしとぶつけてくるアイドルいるのかな。

ダンス・ファウンダーの「新しいダンスを」のところ、いつもならマリリちゃんとハルちゃんで終わるはずなのに終わらなくて、おとはすとあんちゃんの声もつながって、最後に4人全員でユニゾンしたときになんかもうだめだった。そんなのずるいじゃん。泣いちゃうじゃん。

そんなふうに愛をびたびたにぶつけてきてくれるのに、声を出せないのだけがつらかったな。ちゃんと愛を返せたんだろうか。おとはすがあのでっかいおめめで、オタクたちの顔をしっかりしっかり目に焼き付けようとしてたのがすごく印象的だった。

 

そんなこんなでアンコールまでしっかり楽しみ、外に出たときにはなんだかぼんやりしていた。生きていたくない気持ちは残念ながらなくならなかったけど、生で見た奥津マリリはやっぱりわたしの大好きな推しで女神で、自分とは顔も体も性格もなにもかもちがうけどお手本にしてなにかがんばりたいっていう気持ちが少しだけ戻ってきた。

贅沢だ。生きていたくないのに、まだ少しでも素敵になりたい。寝て起きて明日になったらどっちの気持ちが勝っているかわからない。でも今日感じたフィロちゃんたちからの愛は、確実に心のはじっこを埋めて固めてくれた。ヒーローはいた。