幽霊部員

最近なんだか急にさみしくなってそわそわする時があって、そういうときには"部室"にお世話になっている。

Dota2っていうゲームを一生やっている友人がいて、一緒にプレイするためや、プレイを見て楽しむために毎日のように人が集まるチャットサーバーがあって、そこをわたしは部室と呼んでいる。だれがいてもいなくてもそんなに気にしない雰囲気なので、どちらかといえばサークル室に近い。

わたしも一時期鬼のようにプレイしていた時があったのだが最近はそうでもなく、いなかった時期のほうが多くなって、だいぶレア部員になった。でも、顔を見せれば「おー久しぶりー」って迎えてくれるのでありがたいなと思う。

前述の通り、最近なんだかそわそわする時は「人の気配を感じに来た」と言って、とくになにをするでもなく部室をのぞいて"人がいる"っていうのを感じている。気配を感じに来たなんていうと大抵笑われるのだけれど、それでもとくに気にはされなくて今の自分には居心地がいい。本当に幽霊みたいだ。

本人たちにはそんなつもりはまったくないだろうけど、いつも同じところに人がいるというだけでわたしは少し救われてて、彼らには密かに感謝している。

なるべくいろんな人と話すのが今年の目標だったけど、結局は古巣にもどっていて、なんか今はそれでもいいのかなって感じている。自分にも戻っていい場所があるんだなって思えるだけで少しうれしい。