今年最初に観た映画の『マダム・イン・ニューヨーク』の中で、
人は自分のことが嫌いになると、
自分の周りもイヤになって新しさを求める。でも自分を愛することを知れば、
古い生活も新鮮に見えてくる。
ステキなものに。ありがとう。
自分を愛することを教えてくれて。
ありがとう。
私に自信を与えてくれて。
っていうセリフがあって、こう感じられるようになったら素敵だなって思ってメモしてたんだけど、最近ちょっとそう感じられるようになってきてるかもとふと気づいた。
去年からいろんな環境の変化・心身の変化があってどうにもならないこともたくさんあって、自分のことが散々嫌になって、でも自分でどうにかしなきゃって周りを見れてなかったし信じることもできてなかった。
その時なにか新しさを求めてたかっていうとわたしの場合はそうではなくて、むしろ自分の中の大事だった過去に執着していて、どうすれば取り戻せるんだろうどこで失敗したんだろうってずっとぐるぐる同じところをまわって、螺旋階段をどんどん降りてくみたいだった。
でも、1か月半くらい前に困ったことがあって専門の人に相談しに行ったときに、仕事だからあたりまえなのかもしれないけど相談員のおじちゃんが優しく話を聞いてくれて、結局困り事も解決したわけじゃなかったのに、なんだか少し心が落ち着いた自分がいた。
その時は人に頼る且つ知らない人相手っていうのが自分にとって結構ハードル高かったのもあって、仕事だからだとしても親身になって話を聞いてもらえたのが単純にうれしかった。
また別の日には15年来の友人たちとひさしぶりにLINE通話で盛り上がって、自分の原点に戻れたような気がした。人と話す自信がなくなってて、素直に楽しめなかったらどうしようと思っていたのに、実際には杞憂だった。
不思議とそのあたりから接する人の優しさを感じることがたくさんあって、「こんなわたしでも向き合ってもらえるんだ…」って今考えればどんだけ自己肯定感ドン底だったんだよって思うけど、とにかくそのくらい少しずつ人と話すことの良さがわかってきているなと思う。コミュ障には小さな進歩だ。
そうやって最近少しずつ"大丈夫だ"っていう感覚を集めていたら、もっと周りの人の話を聞いてみたくなっていて、その時に「あ!あのセリフってこのことか」って少し理解できた。
困ったことがあったらすぐに検索したり本を読んだり動画見たりしてしまいがちだけど、自分の周りにいる生の人の考え方を聞くのが今のわたしにとって必要なんだなと思えた。
それからわたしは家族や何人かの友人たちに話を聞いてみて、それぞれちがった考え方や、共通した考え方や、そういうのを知るのが今はすごく楽しいしたくさん学ぶことがある。もしこれを読んでくれている人がいたら、ちゃんと向き合って話を聞いてくれたことに本当に感謝したい。
今はもっといろんな人の話を聞いてみたいと思えるし、わたしももし自分と同じような人がいたらその時はちゃんと向き合って話を聞きたい。そういうサービスとかいつかやってみたいな。めっちゃまじめブログ。