私の母はあまり食べることに関心がない人で、それでもちゃんと家族のごはんを作っていてすごいなとあらためて思う。

 

そんな母に先日「あんたはきっと母ちゃんのごはんよりもおいしいの食べてるだろうから、ちゃんとごはん食べてるかどうかの心配はしてない」的なことを言われて、なんか笑ってしまった。

母のごはんよりおいしいもの、と言われると、母は好き嫌いがそんなにない私よりも、それぞれ好みが違うほかの家族にあわせて作ってくれるから、一人で好き勝手に作って食べている私のごはんとはあまり比べようがない。

 

ただ「母ちゃんは食べるものにそんなに関心がないけど、あんたは食べるの好きだしいろいろ調べておいしいの作ってるでしょ」という母の推察は完全に当たっている。

もちろん食事の用意をするのが面倒なときもあるけど、基本的にちょっとでもおいしく食べてやるという貪欲さはあるので、思えば白米に納豆だけとか素うどんだけみたいなのは今のところない。

簡単にでも何かを作るのはストレス発散になるし、とりあえずなんか切って添えるかとか、なんか炒めるかとか、それでおいしかったら一石二鳥なので試してみたくなってしまう。

 

こうして食い意地が張った私なので「面倒臭いから何も食べなくてもいいか…」とはなかなかならないしなれない。そんなことで親の心配事をひとつでも減らせるなんて、良いんだか悪いんだかである。さてさて今日の晩ごはんは何にしようかなー。